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イギリスの外国語教育 パート2

こんにちは!!英国在中10年目のラッドです。

今回も外国語教育に関心のある皆様に役立つ情報をお届けしたいと思いますので、お付き合い願います!

パート1では、イギリスの企業の求めるスキルとイングランドの外国語カリキュラムについて紹介致しました。

今回は、パート2として、グローバル人材の育成という観点からイングランド並びに日本の文部科学省からも注目されている国際バカロレア・カリキュラムを紹介致します。さらに、公立進学校高等部の指導事例、期待される学習達成度を理解するために、バカロレア試験の内容の一部 を紹介致します。

国際バカロレア・カリキュラム

国際バカロレア・カリキュラムは、1968年にスイスのジュネーブで開設された国際的教育プログラムです。当時は、国際学校などで学ぶ生徒に対して大学進学の資格授与を目的としたものでした。現在では、このカリキュラムの質の高さが評価され、中等教育修了レベルの国際的標準として各国から注目されるようになってきました。このプログラムは、異なる文化や言語を有する生徒であっても、言語と学習内容の理解を助け、学習態度を育成し、国際的視点から多様な問題解決に取り組み、自己表現や創造的批判的思考力を身につけることを目指している点に特長があります。対象は、3歳から19歳です。

IBディプロマ・コースの外国語コース

16歳から19歳までの学生は、IBディプロマ・コースで外国語を学びます。外国語以外の教科は、学習時間数の違いにより、上級レベルと標準レベルの2コースに分かれますが、外国語コースは、標準レベルコースのみが開設されています。標準レベルコースの学習時間は、150時間とされています。

コースは、文化の理解や実用的な外国語の習得に重点が置かれ、外国語の話されている環境において円滑に正しくコミュニケーションできることが主たる目的となっています。

カリキュラムの3つの主要分野

カリキュラムは、次の3分野から構成されています。

1.言語

この分野では、生徒は、簡単な読み書きができるようになること、効率的に読み書きができるようになること、外国語を理解し、口頭や筆記で効率的に応答することができるようになることを目指します。

2.テーマ

この分野では、個人の生活、社会、休暇、仕事、環境、グローバルな問題、近隣社会、天候等に関連した学習が主となります。

3.テキスト

コース全体を通して、記事、手紙、地図、時間割やホームページ等の様々なリソースを使用します。

これらが授業の基本となります。

公立の進学校高等部では…
この記事を書いたひと
ラッド順子

英国在住歴10年のバイリンガル日本語教師。以前は英語教師として日本の教育現場にも従事。