イースター礼拝
イースターの日は、日曜日ですのでクリスチャンにとっては大切な礼拝の日になります。教会にもよりますが大人も子どもも春らしい正装で出かける日のようです。Easter dress や Easter outfits の言葉もあり、教会でなくても春らしい正装をしてお出かけする日です。
アメリカの教会でイースター礼拝に出たことがありますが、女性はみんなフェミニンなドレスやスーツでおしゃれしていたのが印象的でした。特に子どもたちがパステルカラーのドレスでおめかししていたのがかわいらしかったです。
またプロテスタント教会では、 Sunrise services(サンライズ・サービス)がよく、もたれています。復活の朝、日の出前にマグダラのマリアたちが墓に行ったように早朝に礼拝が持たれます。野外礼拝が多く、墓地がある場合は教会の墓地で行われます。

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他宗教への配慮
アメリカではイースターといっても、イースター一色にはなりません。いろいろな民族がいるので配慮をしています。逆に日本人が他宗教に寛容的なことに驚かれると思います。
特に、私がアメリカで住んでいた場所は、ユダヤ人も多いのか、イースターの横には Passover(パスオーバー)の表示が。Passover は、過ぎ越しの祭と言われて、出エジプトをしたことを記念とするユダヤ人にとっては大切なお祭りです。
そもそも、過ぎ越しの祭の時にイエスは十字架にかけられたのでイースターと Passover は密接な関係があるのでした。Happy Easter!(ハッピーイースター)と同様にユダヤ人には Happy Passover!もありなようです。
アメリカでは、クリスチャン以外の民族が多い会社や公立学校などで Easter は、あまりと言わないようですね。Christmas の時もメリークリスマス!と誰でも彼でも言わないよう、非常に配慮していました。
春のよろこびを祝う祭り
イースターは、熱心なキリスト教徒でなくても伝統として春の到来を喜ぶお祭りとしても定着しています。
家族や友人とイースターの食事会をしたり、子どもたちがエッグハントをしたりと楽しむイベントになっています。ただし、宗教的な日ですのでハロウィンのような馬鹿騒ぎにはならないと思います。
次回は、イースターのイベントや習慣を解説します。