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現役小学校教員に聞いてみた!英語教育の今とこれから!?

2017.4.20 Yoshino

こんなことを聞いちゃいました

今回の取材では、それぞれの先生方に共通して以下の質問に答えていただきました。

  1. 自身の英語のレベルについて
  2. 今はどんな授業をしていますか?
    子供のレベル、目標、題材の例、ネイティブ講師(ALT)のことなど
  3. これからの英語教育について、学校の現場の雰囲気は?どんなことを準備したい?不安なことは?
  4. 子供の保護者に伝えたいこと、アドバイスなどあれば

それでは、実際の先生たちの本音をご紹介します!

公立小学校のK先生

  1. 英語の読み書きは、学生以来やっていないですね。スピーキングについては、ALTと打ち合わせするときに何とかコミュニケーションが取れるくらいです。
  2. 過去に担当した4年生の場合は、習い事で英語をしている子供はあいさつができる程度でしたが、ほとんどの子供は外国人と関わったことがない様でした。
    授業の題材の例としては、greeting(あいさつ)のための「天気を聞く、答えることができるようになる」授業など、またローマ字の理解が低かったので、A~Zのアルファベットの授業を行いました。具体的な内容は、ABC songとフォニックス、カルタゲームなどです。今は主に、英語でのコミュニケーションを通して英語に慣れ親しむことが目標になっています。
  3. 大事だと分かってはいますが、担任が教えるのは無理があるのでは?という、実施には消極的な雰囲気が現場の先生の中にはあります。しかし、今赴任している地域には毎回の授業のときにALTの先生がいられる体制があるので、他の地域よりは割と先生方にも歓迎されている雰囲気もあります。
  4. 小学校の英語の授業はコミュニケーション重視なので、小さいうちから文字(アルファベット)に触れておくのは大切だと思います。

公立小学校のT先生

  1. 全体的に低いと思います。特に書くのは苦手です。
  2. 学校で選んだ教科書に合わせて、コミュニケーション能力を高めるような授業をしています。ボディランゲージも含めて、ゲームやインタビューなど。具体的な題材だと、食べ物や職業などの簡単な単語が中心です。逆に、読んだり書いたりすることは、現在はそんなに重要にしていませんが、自分の学校では数字やアルファベットは3~4年生から始めています。また、週1時間、ALTとの授業を通し、ネイティブな発音を聞いて学んでいます。
  3. 自分自身英語が得意ではないのに授業をすることは不安です。特にオールイングリッシュの授業をするとなるとなかなか厳しいです。教材の準備も他の教材研究に追われてなかなかできません。専門の先生がいると心強いのですが。
  4. 英語の表現の仕方と、日本語では違いもありますが、日本語で英語の表現を説明することもあるので、まずは日本語の表現の幅を広げておいて欲しいですね。

公立小学校のY先生

  1. 大学時代まで勉強していましたが、それきりです。ALTとの日常会話でのリスニングはまあまあ聞き取れます。言いたいことがなかなか英語ですぐ出てこないですが、授業で使う表現などは出来ています。
  2. 子供のレベルは学校によって印象が違いますね。感覚としては、1クラスに3~4人アルファベットが読める生徒がいる感じでしょうか。今の授業は英語に慣れ親しむが目標で、文部科学省準拠の指定教科書を使って進めており、身近な日常会話や単語が中心です。ALTの授業は年に7回(今年度より12回)あり、英語が出来る教員の場合は教員が主導で行っていますが、苦手な教員には学年で授業の内容を揃えてALTにお任せすることもあります。
  3. まだ現実的に「こうします!」という方針や体制がまだどうなるかわかっていないのでなんとも言えないですが、とにかく教員としての仕事の量が多いので、まだ英語の授業研究のための時間がないというのが現状です。ただ、学校ごとに英語の研修担当がいて、英語教育について共有する場があるので、そこで降りてきたものをやるという感じです。
  4. できるだけ英語の音とリズムに慣れ親しめるよう、英語の歌をたくさん聞いていてほしいです。

公立小学校のM先生

  1. 英語は得意だと思います。アメリカの学校で2年間学んだ経験もあります。
  2. 英語を習っている子はクラスに4~5人いる感じです。その子たちは大体授業に出てくる英語の8割くらいは理解できている印象です。今の小学校の英語教育の目標は、コミュニケーション能力の素地を養うことなので、小学校の英語は割と親しみある単語が多いです。コミュニケーション活動が中心なのですが、英語でしゃべることに自信がなく消極的な子が多いなぁと思います。ALTが入る授業は年間12回以程度で、授業は基本的に自分主導ですが、お任せに慣れているALTも多いので、自分がサブになって行うともあります。
  3. ただでさえ他の仕事に追われ、時間がないのにどうすればいいんだ!と混乱している先生方は多いです。教員の英語のレベルに関しては、どの学校でも英語は流ちょうに話せなくても、コミュニケーションやある程度理解できる先生も多くないけどいると思います。現時点では具体的な策が国や自治体から降りてこないので、評価のシステムなど、逆に知りたいです。あとは、もっと多様な英語の指導法を知っておきたいですね。
  4. 英語の授業(学習)では、コミュニケーション活動が上達のカギです!積極的に誰にでも声をかけたり、積極的に挑戦したり、失敗を恐れない姿勢というのを家庭ではぜひ身につけておいてほしいですね。

以上、現役の先生方の声でした。

いろいろな声がありますが…
この記事を書いたひと
Yoshino

静岡大学教育学部卒業
大学卒業後、民間企業勤務を経て本格的に英語を習得するためカナダへ留学。帰国後、私立高校の英語教員として教育現場で活躍。結婚、出産を期に一旦教育現場からは離れたが、現在は育児と並行して多くの子供達に英語の楽しさを伝えている。
英語関連資格:中学高等学校英語教員資格