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非英語圏で英語能力「低い」日本と「非常に高い」国との差とは?

2018.8.23 reisuke

2. 英語能力が「非常に高い」国vs「低い」日本

2.1. 英語能力が「非常に高い」国々の特徴

次に、「非常に高い」にランクインした国々に共通する特徴をご紹介します。

  • ・小学校低学年からの英語教育
  • ・4技能をバランスよく学ぶ英語教育
  • ・英語コンテンツ(TV番組・映画・書籍など)が吹き替え、あるいは翻訳されず英語のまま
  • ・英語を含む外国語を学ぶことが特別なことではない
  • ・ゲームなど子供が楽しむものも市場が小さいため各国の言語に翻訳されず英語のまま
  • ・教育支出が高い
  • ・自国での市場が小さいためビジネスの市場がグローバルで、英語を普通に話す大人が多い

2.2. 日本人の英語力が低い理由

では、「低い」にランクインした日本は、なぜ英語力が低いのでしょうか。考えられることを以下にまとめてみました。

  • ・これまでの英語教育が「読み・書き」重視だった
  • ・英語が話せない教師がほとんどで、他国に比べ英語教師のレベルが低い
  • ・日本語と英語がかけ離れた言語であるため、苦手意識を持つ
  • ・英語ができなくても問題なく暮らせる

中国やベトナムなどは日本より高い英語能力を持つという結果でしたが、これらの国には外資軽企業が多く入り込み、英語の必要性が高まったと考えられます。もちろん、日本にも外資系企業はたくさんありますが、日本では外資系企業の人々が日本語を学ぶ傾向にあると言えるでしょう。

2.3.英語能力が「非常に高い」国と日本の違いとは?

最後に、英語能力が「非常に高い」国と「低い」日本との特徴から、両者の違いを探っていきます。

<環境>

  1. 日常生活における英語環境:幼少の頃から字幕の映画、TV番組、書籍などで英語に親しんでいるが、日本にはこのような環境がない。
  2. 英語が話せなくても困らない環境:日本では英語が話せなくても生活に支障はない。すべてが日本語完結できる環境。
  3. 学校教育の環境:詰め込み式、「読み・書き」重視、受験のための英語、先生のレベルなど、教育方針や生徒を取り巻く環境がすべて異なる。

<捉え方>

  1. 単一国家としての歴史が長いせいか、日本人は英語を含む外国語学習を特別と捉える傾向にあり、「英語が話せる=すごい」と感じる人が多い。一方、北欧を始めとする英語力が高い国々では、バイリンガルやトリリンガルがたくさんいる。
  2. 日本人は英語を「科目」あるいは「勉強」と捉えるが、英語力が高い国の人々はコミュニケーションツールの1つと捉えている。

まとめ

英語能力が「非常に高い」とされる北欧の国々と「低い」とされる日本を比較することで、何を改善していけばいいのかが多少明らかになりました。政府も日本人の英語能力を向上させるために、2020年から英語を小学3年生から必修化、5年生から科目化することを決めていますが、英語環境を整えるなど個人として取り組むことも大切です。英語能力が「非常に高い」国々から学び、できることから少しずつ取り入れてみてはどうでしょう。

この記事を書いたひと
reisuke

オーストラリア在住。ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育の分野を中心に幅広いジャンルで執筆中!